フリーランスのカフェ代は経費にになるか？

１カフェ代は経費？

結論は時と場合によるです。例えば、友達と仕事とは関係ない話を1時間雑談したものが経費になるでしょうか？
これは経費になりません。仕事ではなく、プライベートの話をしているだけですから。では取引先とのビジネスの話をしていたらどうでしょうか。これは１００％と仕事といいきれますよね。そのため経費にすることができます。

経費の基本的な考え方は仕事に関係があるのならば経費にできます。

では最初の例で友人とのカフェをしている。しかしその話の内容が単にプライベートのことでなく、ビジネス内容だったらどうでしょうか？今後の事業展開、商品開発の相談などです。これは経費にできそうですよね。友人とのカフェのため時々雑談だってするでしょう。しかし会社であっても取引先との会議中でアイスブレイクで雑談することがあります。それと同じではないでしょうか。友人とのカフェだからダメということはないのです。大切なことは会話の中身です。ではそのカフェ代が仕事の話をしたものなのかプライベートなものなのかを判断する方法をお教えします。

もらった領収書、レシートの裏に、誰と何の打ち合わせをしたかを記載します。これだけで良いです。領収書、レシートをもらったすぐに裏に書く。これを習慣にすればなんの苦にもなりません。

これがなぜ必要かと言いますと、税務調査が来た際の証明になるからです。プライベートの支払いを含めた確定申告書を提出した瞬間に税務署に見つかることはほとんどありません。後日、税務調査と言って税務署職員が不正を行っていないか調査に来ます。確定申告に計上している経費の根拠を確認するために領収書、レシートを確認します。その際に裏に、誰と何の打ち合わせをしたかのメモが書いてあれば税務調査官は納得をしてくれます。しかし何も書いてないと詳細を細かく聞かれ、証明ができないなら経費にできないとなってしまいます。税務調査が来ると分かってから急いで領収書の裏にメモを書こうというのはダメです。３年～５年分の領収書にいっぺんに記載するとどうしてもインクの薄れの感じなので税務調査官にバレます。税務署の調査能力を侮らない方が良いです。これくらいバレないだろうは通じません。

またここまでの話を聞いて税務調査が来るまではバレないなら、プライベートもなんでも全部経費にいれてしまえ。プライベートのカフェ代のレシートの裏にテキトーに同席してない友人の名前、行っていない打ち合わせの内容を書けばいいや。もし税務調査が来たら知らなったすみませんと謝れば許しくれるだろうというあまい考え方は絶対にやめてください。知らなかったというは税務署には通じません。また実際行っていないのに経費にする行為は架空経費の計上で脱税です。税務署は脱税については本当に厳しく取り締まりをします。以前に節税と脱税の違いを記事にしてますのでよかったらこちらを参考してください。

節税と脱税の違いは？ | フェアネス税理士事務所 (fairnesstax.com)

ちなみに打ち合わせの際にお酒を飲んだからといって経費に出来ないということはありません。お酒を飲みながら事業の話をして親睦が深まり一緒にビジネスを始めることだってあるでしょう。大切なことは内容です。そしてその内容を記録としてしっかり残すことが重要です。

２手土産は？その他の経費について

ではその他の経費について見ていきましょう。基本的にはカフェ代と同じ考え方で仕事に関係のある支払いかどうかが鍵となります。手土産代ですが、大切なことは内容でしたよね。取引先が開業１０周年でお祝いとしてワインを手土産としてもっていく。これは経費としてＯＫです。一方で友人宅のホームパーティーに招かれたからワインやお菓子を手土産でもっていく。ホームパーティー中は楽しく過ごしました。これでは経費になりません。ただ単にプライベートのお食事会ですよね。ただしその友人が実はビジネスパートナーでホームパーティー中も仕事の話をしていた。今後のビジネスの相談をしたなどでしたら経費にできそうですよね。

その他の経費について例えば、自宅の夕飯代は経費にできるでしょうか？これはダメですよね。完全にプライベートで、家でご飯を食べていることがどうやったら仕事に繋がっているといえるのでしょうか、、ということダメです。あとはジム代の月額会費です。フリーランスは体が資本、３６５日働くために体を鍛えてます。これもダメですよね。ジムは趣味です。体を鍛えるなら自宅で腹筋をすることだってできます。ただし、パーソナルトレーナーが本業ですというと話は変わってきます。これは直接に仕事に関係がありますと主張すればだれでも納得出来ると思います。

大切なことは自分の心に手を当てて客観的にこの支払いが経費と言えるかどうかです。少しでもやましい気持ちがあるなら正直にその気持ちに従い、経費にすることはやめておきましょう。

３まとめ

今回の記事はいかがだったでしょうか。フリーランスの方が経費にするかどうか問題は非常に重要ですよね。当然ですが、すべてを経費にすることはできません。税務署に見つかった時はかなり大きなしっぺ返しを受けることになります。また税金を払いたくないからといって無駄に経費することもおすすめできません。経費するということはそれだけ手元の現金が減ると言うことです。

手元に現金の残すためには適切に節税をして適切に納税するしかないのです。何事もやりすぎというのはよくないのです。

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