青色申告で最大65万円の特別控除——これは個人事業主・フリーランスにとって定番の節税策です。
ただし、2027年の確定申告(令和9年分)からは、申告方法によって控除額が変わります。

目次
青色申告特別控除、何がどう変わる?
現行では、青色申告の控除額は主に次の3段階です。
- e-Taxで申告し、一定の要件を満たす場合:65万円
- 通常の青色申告:55万円
- 簡易な記帳など:10万円
これが令和9年分以後は、e-Taxや電子帳簿の活用状況によって、次のように見直されます。
| 申告方法 | 令和9年分以後の控除額 |
|---|---|
| e-Tax+優良な電子帳簿などの要件を満たす場合 | 75万円(増額) |
| e-Taxで申告する場合 | 65万円(据え置き) |
| 紙で申告する場合 | 10万円(大幅減) |
つまり、紙で申告を続けると、控除額が大きく下がる可能性があります。
どれくらい差が出る?
仮に所得税率が20%の人なら、控除額65万円の差で税負担は約13万円変わります。
住民税まで含めると、年間で約20万円近い差になることもあります。

今からやっておきたいこと
① e-Taxへの切り替え
マイナンバーカードとスマートフォンがあれば、e-Tax申告への移行はそれほど難しくありません。紙申告のままになっている方は、次の確定申告シーズンまでに準備しておくのがおすすめです。
② 電子帳簿の整備
75万円控除を目指すなら、優良な電子帳簿の要件を意識しておく必要があります。会計ソフトを使って日々の取引をきちんと記録する習慣が重要です。
③ 申告方法を見直す
「今まで通り紙で大丈夫」と思っていると、控除額が想定より小さくなる可能性があります。青色申告をしている人ほど、申告方法の違いがそのまま税額差につながります。

まとめ
2027年の申告まで「まだ時間がある」と思いがちですが、e-Taxの登録や会計ソフトの整備には準備が必要です。気づいたときが動き時です。
どう対応すればいいか迷う場合は、ぜひ一度ご相談ください。
