士業のWEB、SNS戦略

2021.11.18 | 事務所通信

こんにちは、新橋の税理士事務所、フェアネス税理士事務所代表の小長井です。今回は税務・財務のことではなく、士業のWEB戦略についてご紹介します。同業の方には参考になれば良いと思います。士業に依頼する方は、士業はこんな風にアプローチをするんだなって思って頂けるとうれしいです。紹介する中で私が特に力を入れていきたいことも解説をします。それでは早速みていきましょう。

1士業が顧客獲得をする方法

私が考えるところは次の三つがあると思います。それぞれのメリット・デメリットを解説してきます。


1知り合いからの紹介
2紹介会社からの紹介
3WEBやSNSからの問い合わせ

まずは1知り合いからの紹介です。こちらは昔からある手段です。特に税理士は会社の財布の中身はもちろん社長の個人の財産状況を見る機会が多いです。財布の中身というめちゃくちゃプライベートなことを全く見ず知らずの税理士にお願いするのは気が引けますよね。

そこで金融機関や知り合いの社長の顧問税理士を紹介してもらうなどが多いです。これは仲介の人は紹介する側、される側どちらも信用できる人しか紹介しないですよね。そうでないと仲介をした人の信用に関わるからです。税理士にとってもメリットで顧問の社長のご紹介なら自分の性格や仕事ぶりを知った上での紹介のためよっぽどおかしな人は紹介しませんよね。


知り合いの紹介のデメリットは、自分とあわないお客様について紹介者のメンツを保つために対応しなければならないことです。紹介者してもらったら自分の専門としている分野以外でも対応する必要がある。例えば大規模法人の税務監査業務を中心に仕事をしているのにスタートアップ企業の税務顧問の紹介が来た場合などです。自分の専門でないと断ってもよいですがそこは先ほどの話で紹介者のメンツを保つ必要があります。

つぎに2紹介会社からの紹介これは一番ラクですよね。紹介会社に自分が欲しい顧客像を伝えれば紹介会社がそれに合う会社や人を探してくれます。


例えば年収1億円、製造業、従業員4名みたいな。すると税理士を探している左のような会社が紹介会社へ問い合わせをすると候補の税理士何名かを紹介してくれます。そこで面談などをしてよければ成約となります。成約となったら税理士は紹介会社に想定年間報酬の50%を紹介会社に支払います。成約するまでは手数料がかからないなどがあります。一件すると自分の労力を掛けずによさそうに見えるかもしれません。

しかし紹介会社に支払う手数料が高いです。もし、仮に成約が中途解約されたら紹介会社に支払った分を回収出来ない可能性があります。また紹介会社に頼っているといつまでたっても独自の販路を気づくことができません。また税理士の相見積もりを取られるため、どうしても税理士の報酬が下がりがちになります。これは顧客にとっても悪い影響が出る可能性があります。報酬が低いからちゃんと対応してくれないなどがあります。

最後に3WEBやSNSからの問い合わせです。これは最近の方法ですよね。HPからの問い合わせやTwitter、ユーチューブなどです。これは自分がアプローチしたい顧客へダイレクトにできるところがメリット。また紹介会社への支払いのような都度都度のコストがかかりません。軌道に乗れば集客の大きな柱になります。


デメリットとしては成果が出るまでに時間がかかることです。HPを作ったからすぐに問い合わせがくるものではなく、毎日ブログを書く、ツイートする、ユーチューブを上げるなど日々の努力が必要です。すぐには効果がでないから2から3か月でやめてしまうひともいます。

2私の顧客獲得方法

士業の方は色々な戦略があると思いますが、私の考えをご紹介します。私は現状は紹介会社をまったく使ってません。今後も使うつもりはありません。自分の顧客になってほしい層に簡単にアプローチができるという側面がある一方で、上記で書いた通り紹介を受けた際に相見積もりをとられる、支払い手数料が発生するというデメリットが大きいです。また集客を考えるという一番面白いところを他人に任せてしまうのはもったいないです。

どれに一番力をいれるか、やはりWEB、SNSです。自分の考えを発信でき、それに共感してくれた方から問い合わせがくる。これなら実際に契約した後こんなはずじゃなかったというすれ違いが起きずに互いにストレスが少なくて済むと思います。またブログなどは書けば書くほど資産になるからさらによいと思います。

自分が意図していないお客様からの問い合わせも減りますよね。法人税務のことを発信しているのに相続の相談はしないですよね。さらに良いことはほとんどコストがかからないということです。メリットばかり上げましたがもちろんデメリットもあります。ブログの場合記事を書くのに2時間弱かかります。ユーチューブの撮影編集なども時間がかかります。そうです。時間を多く取られるということです。


またすぐに効果はでません。HPを作成したから何件も問い合わせがくるものではありません。まずは認知活動をしなければなりません。それにはやはり半年1年スパンで見る必要があり粘り強く諦めないことが大切だと思います。

知り合いの紹介も大切していきたいと思ってます。開業する前は顧客を紹介してくれる知り合いなんていないよって思ってましたが不思議なもの、開業すると色々なところからお話を頂けます。自分のターゲットとは明らかに異なる顧客紹介はお断りさせて頂いておりますが、そうでない場合は、せっかくのご縁ですのでお話を聞かせて頂くことが多いです。私のことを信頼してご紹介頂いておりますのでその気持ちにも答えたいいうのものあります。

3まとめ

本日の内容はいかがでしょうか。いつもの税務や財務とは違い事務所の集客方法について紹介しました。お知り合いのご紹介とWEBやSNSで私の考えに共感してお問い合わせ頂いた方々をこれからも大切にしていきたいと思います。また士業の方にこの記事が参考になったと思ってもらえたらそれも嬉しいです。

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