フリーランスが税金を安くするためには経費をどれだけ増やせるかがカギ

１税金を安くするためには経費を増やすしかない

フリーランスが支払っている税金は所得税です。所得税はどのように計算されているかご存知でしょうか。所得税は課税所得に所得税率を乗じて計算をします。では課税所得はどのように計算するのでしょうか。フリーランスの場合は次のように計算します。

事業の売上ー事業にかかった経費=事業所得
事業所得ー所得控除（所得税独自のルールで所得を下げてくれるもの）＝課税所得

この算出で個人でいじれるところは【事業の売上】と【事業にかかった経費】です。フリーランスはここでしかほぼ税金を安くすることはできません。そこで考えられるパターンは次の２つです。

売上を下げるか経費を増やすかです。

経費を増やすは皆さんも節税の効果になることはなんとなくわかっていると思いますが、売上を下げる方法が世間て話題になっていない理由説明できますか。売上を下げる方法が良くないとされる理由は次の２つがあります。

一つ目は単純に事業縮小になってしまう。新規のお客様から問い合わせが来たのにすみません。今年は税金を払いたくないのでお仕事をお受けできませんなんてしてたら、事業拡大は出来ないですよね、むしろ現状のお客様にもその消極的な姿勢が伝わってしまい、契約が終了する可能性があるかもしれません。
二つ目は不自然に売上を隠そうとすることは脱税になるからです。税務署は経費よりも売上漏れに対して非常に厳しく見てきます。もしあなたが一件でも不正に売上を隠していたら税務署は他にもあなたが売上を隠しているのではないかと疑って徹底的に調べ上げてきます。

上記２つより売上を恣意的に減らすことは現実問題として無理ということが分かっていただけたと思います。それでは税金を安くするためにはもう一つの要素である経費を増やすしかないという結論になります。

しかし単純に経費を増やすと手元資金や生活資金が減ってしまいます。せっかく稼いだお金なのにムダに経費を増やして生活資金を圧迫したらなにも意味はありません。

そこで次の章の考え方を見ていきましょう。

２実は経費の範囲はかなり広め

経費を増やして税金を安くする。しかし単純に経費を増やすと生活費が圧迫する。ではどうすれば良いかといいますと、

事業よりの生活は経費にできないか検討をするが回答です。

もちろん完全なプライベートな支払いは経費になりません。一方で事業に関係あると言えるものは経費にいれる挑戦をしてもいいと思います。一定の条件さえクリアしていれば事実上の生活費でも経費として計上しても税務署から指摘を受けない可能性があります。

税務調査が来た際になぜ、これを経費としているかを税務調査官に説明できることが大切です。そこで調査官が納得してくれれば経費でＯＫですし、ダメだった場合、見解の相違ということで修正申告をする必要がありますが、脱税とは全然違いますので安心してください。

事業よりの生活費の範囲としては例えば接待交際費です。友人とただ飲みにいっただけだと経費にすることは難しいですが、その飲み会で自分の行っている事業について相談をしたとしますそしたら打ち合わせに要素が十分にあるため経費にできるのではないでしょうか。あとは友人宅へ行った際、手土産でケーキを買っていった。これは生活費の要素が強いですが、その友人宅で事業の話をしたと言い切れれば経費にできます。

ポイントは税務署に指摘を受けないように経費と理論的に説明できる事実上の生活費を積み上げていくことです。それによって手元資金を残しつつ税金を安くすることができます。

３まとめ

フリーランスの税金を安くする方法いかがだったでしょうか。

売上を減らすはＮＧで、経費を増やすことがポイントでしたね。その経費も単純に増やしてしまうと手元資金を減らすことになってしまうので、事実上の生活費を理論的に説明できる経費として積み上げていきましょう。

税金を安くする方法は当然ですが税務署は教えてくれません。自分で調べて見つける、税理士に相談するしか方法はありません。新橋、汐留、浜松町、大門から徒歩圏内にあるフェアネス税理士事務所は確定申告のご相談も受け付けております。初回無料相談も実施してますのでぜひ下記よりご利用ください。

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