フリーランス、新設会社の会計ソフトの選び方

2021.10.21 | スタートアップ・フリーランス

こんにちは、新橋の税理士事務所、フェアネス税理士事務所代表の小長井です。今回はフリーランス、新たに会社を設立した人向けにこれから使用した方が良い会計ソフトの種類について紹介をします。これから記帳(経理)をする方はぜひ読んでください。

1クラウド会計、ダウンロード型

まずはなぜ会計ソフトを使用するかという青色申告の要件を受けやすくするためです。青色申告とはしっかり帳簿をつけて保存した資料に基づき申告をすることいいます。青色申告を行っており、その旨を税務署に届け出ると税務特典が受けれます。


また税務特典を受けられるだけなく、帳簿をつけて、経理を行うと日々の経営判断の指針となる数字を作ることができます。

この帳簿をつける作業ですが昔は紙で処理をしておりました。それが会計ソフトで今は処理することに変わりました。会計ソフトではなくてもエクセルで入力をしてもOKです。会計ソフトは頑張ればエクセルで出来ることを便利にしたものです。会社で経理をする場合はマストで会計ソフトを導入した方が良いです。フリーランスでも事業を幅広く行っている方は会計ソフトを使って入力をすると税務上の特典を受けれる可能性があります。

会計ソフトの種類ですが、大きく分けて二つあります。クラウド会計とダウンロード会計です。現在主流となりつつあるのがクラウド会計です。今後もこちらが主流になることは間違いないと思います。

クラウド会計とは入力したデータをパソコンの中にいれるのではなくWEB上で管理をすることいいます。iPhoneのアイクラウドやグーグルドライブと同じような感じです。これがかなり便利です。


今までは特定のパソコンでしか入力出来なかったものが、どのパソコンでもネットに繋がっていれば入力ができるワケです。さらにデータがネット上にあるためネットバンクやクレジット会社とデータを連動して日々のビジネスの取引を瞬時に会計に反映をすることができます。今までは銀行通帳に記帳をして手で入力をしたり、クレジットカード明細がきたらようやく入力をするということをしてました。


この手動での入力はかなり手間を要します。一方でWEBから自動で連動をすることはかなり楽になります。もちろん100%正確ではないため手動で直す部分もありますが、次回以降はクラウド会計が修正箇所を学習して同じ間違いをしなくなります。


さらにすこし先の話をすると今後事業を大きくしたいとなった場合、財務の数字を把握することが大切になります。

そのためには正確な数字を早く入力する必要があります。これにクラウド会計は非常に適してます。

なぜならば数値を自動連動をしてくれるためです。この数値を使って税理士や財務コンサルと数字の打ち合わせをするなんてこともします。

こんなクラウド会計の良い話ばかりしましたが、当然にデメリットもあります。それは月額の使用料がかかることです。毎月数千円程度かかります。システム使用料のため仕方ないですが、もったいないと感じる経営者もいます。

続いてダウンロード型のご紹介です。ダウンロード型とは以前からあったものでシステムをダウンロードして特定のパソコンで入力するものです。こちらのメリットは料金が安いです。買い切りのため追加料金が発生をしません。ただしクラウド会計のように自動更新がないため、最新版を使うことができません。記帳作業では通常すぐに新しいことが出てくることはないのですが、

例えば消費税の税率が8%時代にダウンロード型を購入した場合、10%増税には対応していないためソフトを購入し直す必要があります

またデスクトップで使うタイプのためネットバンクやクレジット会社との連動も出来ないです。自分で紙資料から入力をする必要があります。入力量が少ないから買い切りのダウンロード型を検討する方もいるかもしれませんが、記帳入力の量が少ないほどクラウド会計を導入すれば正確性がまして行き長期的には手間は減るはずです。

記帳作業という単純作業で本業と関係ない間接業務で時間が取られてしまうことは、フリーランスや会社を設立したばかりの人には非常に時間がもったいないと思います。

2マネーフォワード、フリー、弥生会計

続いて具体的なメジャーな会計ソフトをご紹介します。上記3社が現在の主なソフトです。特にマネーフォワードとフリーはクラウド会計としての知名度も高いです。


ではまずはマネーフォワードからご紹介です。

経理経験が多少ある方や簿記がわかる方にはマネーフォワード一番のおススメです。


会計業界でも操作性が一番使いやすいと評判です。もちろん簿記の知識がなくても操作は可能です。料金は個人事業主の方は税込み1,280円/月額、会社は5,980円/月額となってます。年間払いをすると割引があります。また会計事務所を通じて申込をするとキャッシュバックキャンペーンなども行っております。

つづいて、フリーについてです。こちらもクラウド会計としてはマネーフォワードと並んで認知度が高くなってます。またフリーは簿記の知識がなくても入力がしやすくなっております。フリー独自のルールがありますのでそれに則って入力をしてくとかなり自動化が進みます。ただこのルールが自分に合わないという方もいますのでご注意ください。料金は個人事業主の方は2,380円/月額、会社は4,780円/月額となっております。こちらも年間払いをすると割引があります。

最後は弥生会計です。弥生会計は以前はダウンロード型を主力として販売をしておりましたが、最近はクラウド会計にも力をいれております。会計事務所でも使っているところが一番多くなってます。クラウド会計の操作性はマネーフォワードと似ておりますが、データのやり取りが多少煩わしい部分もあります。またクラウド会計に対応しているのは個人事業主が中心で会社に対するクラウド会計はおススメできるものはありません。料金は個人事業主が2,200円/月額となっております。

3まとめ

会計ソフトについていかがだったでしょうか。本格的に事業が始まったら会計ソフト導入をおススメします。そちらの方が圧倒的に効率的だからです。

続いて会計ソフトの中で一番おススメは私の独断になりますがマネーフォワードをおススメします。

使いやすさもありますがマネーフォワード自体が会社として今後も成長してくことが想定できますので提供されるサービスの質がさらに上がると思います。新橋、汐留、浜松町、大門から徒歩圏内にあるフェアネス税理士事務所はクラウド会計導入支援サービスも積極的に行っており、初回無料相談も実施してますのでぜひ下記よりご利用ください

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