歯科医院はチェア台数で年収が決まる

2023.06.01 | 財務戦略・経営戦略

歯科医院を開業する際に最も大事なことの一つがチェアの設置台数です。

結論から言いますと最低限4台設置できるような場所を確保しましょう

1チェアの台数で売上上限が決まる

チェア1台当たりの年間売上は2,400万円~3,000万円です。

自由診療比率を増やすなどしてチェア1台当たりの売上を改善することはできますが、それでも限界があります。

チェア1台で8,000万円の売上出すことは実質不可能です。

逆に言えば1台当たりの売上目安がわかれば計画が立てやすいです。

最初は最小限で経営出来れば良いと考えてチェア2台のみ設置するとします。

すると売上上限が約5,000万円となります。その場合医院長の所得は1,000万円前後です。

せっかく開業するのに1,000万円では夢がありません。

2チェア2-3台のデメリット

チェア2-3台設置の歯科医院の最大の問題は、医院長がずっと働き続けなけれならないこと。

病気になった。学会に出席したい。その場合は歯科医院をお休みにするしかありません。

お休みの間は当然に売上が途絶えます。言い換えるとずっと働き続ける必要があります。

3チェア4-5台のメリット

4-5台設置すると売上が1億円前後になります。医院長の所得も2,000万円前後です。

ここまでに行けば開業したメリットを感じられるはずです。生活水準も維持をすることができます。

さらに4-5台設置するメリットは非常勤の歯科医師を雇用することができます。

これは何を表しているか?つまり自分が働かなくても歯科医院を閉める必要がないのです。

通常通り患者を診ることはできませんが、歯科医院を閉める必要がないことはかなりのメリットです。

自分が学会に出席にしている間に緊急の患者が来た場合、

とりあえず仮歯処置をするなどの対応を非常勤の歯科医師にお願いすることができます。

これによる機会損失を防ぐことができます。

自分の所得も確保しつつ、時間も確保できる。

だからこそチェアは4-5台設置するべきです。

4開業当初は2台でもOK

開院当初から4-5台設置するには資金繰りとして難しい。

その場合はチェア2台の設置でも良いと思います。

しかし一番やってはいけないことは2台しか設置できない場所を借りること

もし年収2,000万円を目指すのであればこれは一番やってはいけない選択

MAX2台の設置しかできない場合、売上が増えてもチェアを増やしたくても増やせないのです。

せっかく患者がついたのに歯科医院の場所を変えるということも困難

だからこそ最初借りるところはチェアを4-5台設置できるとことを借りるべきです。

最初はチェア2台でも良いです。

しかし売上が増えてきたらチェアを増設しましょう。1台ずづ増やして最終的に5台を目指すことが理想です

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