年末大掃除は「保有効果」を味方につけると一気にラクになる

2025.12.03 | 事務所通信

年末が近づき、大掃除をそろそろ…と考え始める時期です。

ただ、「モノが多くて進まない」「捨てるか迷って停滞する」という悩みが出やすいのもこのタイミング。

その背景には行動経済学で知られる心理現象 “保有効果(エンダウメント効果)” が働いています。

人は一度自分のものになった途端、価値を実際以上に高く感じてしまい、手放す決断が難しくなるというものです。

そのため、大掃除が進まない典型的な理由は「高かったから」「いつか使うかも」「思い出がある」の3大フレーズ。

これは合理的判断ではなく、保有効果+損失回避のセットで迷っている状態です。

攻略のコツは 所有しているという感覚を弱めること。

箱に“仮置き”してから「取り出してまで使うか」で判断すると、驚くほど冷静に選別できます。

また、捨てる行為を「失う」ではなく「収納スペース・掃除時間・視界のスッキリ感を得る」と言い換えると、決断力が一段上がります。

効率面では、片付け(断捨離)→掃除の順番が最もスムーズ。

12月初旬から週1〜2か所の小さなエリアだけ前倒しすると、年末は“仕上げ掃除だけ”で完了しやすくなります。

大掃除が早く済むと年末が軽くなるのと同じで、税務・会計も前倒しが負担を大きく減らします。

領収書や請求書をため込むほど、後の作業が雪だるま式に増える点は大掃除とよく似ています。

心もデスクもスッキリ整えた年末を迎えましょう。

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