大阪駅では賞味期限が短いお土産が人気なワケを考えてみた

2025.06.04 | 事務所通信

先日大阪へ旅行に行きました。大阪駅には蓬莱の「551(ゴーゴーイチ)」や伊勢名物の「赤福」など、関西を代表する名品がたくさんあります。

しかし、ちょっと気になるのが、日持ちのしないお土産がやたらと多いという点です。

なぜ、あえて「日持ちしないお土産」が並ぶのか?
通常、お土産といえばある程度日持ちするものが主流です。持ち運びや保存がしやすく、買ってから数日後に渡しても問題ないものが選ばれがち。

一方、大阪駅で目立つのは、消費期限が「本日中」や「翌日まで」といった生菓子やチルド品。廃棄リスクが高いため、一般的には小売側にとっては扱いづらい商品です。

それでも置かれている理由は、「希少性」と「現地感」ではないかと考えます。

「今しか買えない」「ここでしか買えない」が価値になる
例えば「551蓬莱の豚まん」。出来立ての熱々を買えるのは店舗だけ。冷凍品もありますが、やはり“大阪で並んで買った”という体験込みでの価値があるのです。

実際、私が大阪駅を訪れた際も、551の売り場には長蛇の列。平日の午後でも10人以上が並んでいて驚きました。みんな、「今しか買えない」というその一瞬に価値を感じているのだと実感しました。

廃棄ロスより「鮮度」と「体験」を優先する時代へ
フードロスの観点から見れば、日持ちしない商品は在庫管理が難しく、非効率に思えるかもしれません。しかし、現代の消費者は、効率よりも体験を重視する傾向にあります。

・その土地でしか買えない
・その場でしか味わえない
・希少性があるからこそ喜ばれる

こういった感覚が、多少の不便を超えて、人を列に並ばせ、財布の紐を緩めさせるのかも。

お土産の価値は「物」から「瞬間」へ
だからこそ、多少日持ちしなくても、「あのときの豚まん」「大阪で買った赤福」という記憶こそが、最大のお土産になるのかもしれません。

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