【銀行口座の整理で確定申告もラクに】副業・法人設立前に知っておきたい口座管理の基本

2025.11.07 | 事務所通信

副業やマイクロ法人の設立が増える中、「銀行口座はどう分ければいいの?」「おすすめの銀行は?」というご相談を多くいただきます。
結論から言えば、銀行口座は少なく・シンプルに・ネット銀行中心で管理するのがベストです。

本記事では、家計と事業を効率的に管理するための口座選びと組み合わせを、税務の視点から整理しました。


銀行口座は少なければ少ないほど良い

まず大前提として、口座は少なければ少ないほど管理が楽です。
複数の口座を使うと、残高の把握や入出金の管理が煩雑になり、確定申告時の確認も大変になります。
また、口座が整理されていれば、不正引き落としや詐欺にも早く気づけます。


税理士がおすすめする銀行は2択

おすすめの銀行は、

  • d NEOBANK(住信SBIネット銀行)
  • 楽天銀行
    この2つです。

どちらも操作性が高く、ネット証券との連携もスムーズ。
メガバンクや地銀、信用金庫などを事業用に使う必要はほとんどありません。

特に副業や小規模事業の場合、ネット銀行を中心に据えることで、振込手数料や残高照会の効率が大きく変わります。


家計と事業の口座は必ず分ける

副業・フリーランス・法人問わず、家計用と事業用の口座は必ず分けることが基本です。
一緒にしてしまうと、事業の利益や支出が見えにくくなり、確定申告で時間がかかる原因になります。

例えば、生活費口座と事業用口座を明確に分けておけば、1年後にどのくらい事業で利益が出たのかも一目で確認できます。
税務調査でも、口座を分けている方が「管理が丁寧な納税者」として評価されやすい傾向があります。


家計用は「目的別口座」で見える化

家計管理には、住信SBIネット銀行の「目的別口座」機能が非常に便利です。
生活防衛費、教育資金、特別支出などを目的ごとに分けられるため、現金封筒のようにわかりやすく整理できます。
ただし、事業資金をこの機能で分けるのはおすすめしません。
あくまで「家計の中の管理」に使うのがポイントです。


まとめ:シンプルな管理が一番の節税対策

銀行口座の整理は、単なる家計管理ではなく、確定申告をスムーズに進めるための第一歩です。
「d NEOBANK」と「楽天銀行」を軸に、家計と事業を明確に分けておくことで、後々の経理作業や税務対応が格段にラクになります。


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